読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はまり部ログ

あらゆることに、熱しやすく、はまりやすい、編集長MORISAEによるブログ

新卒で入った会社を2年で辞めることを決めた理由

コラム

 

いま、私は立ち止まっている。これから進むべき道に迷っている。

 

そこで、今までの人生で自分の転機だと思う出来事や、その時々に選択してきたことをまとめてみたいと思いました。皆様のお役に立てる記事ではありませんが、書かせていただきます。

これまでのあらすじはコチラ↓

morisae.hateblo.jp

  

別の目標を持ちながら就職した新入社員

今思えば大変申し訳ないが、就職する前から『韓国への長期留学』という目標を2年後に設定した。もちろん就職試験をしている時は長く働いて、その職のプロになろうと思っていたので、当時私を選んでくださった方々の目には狂いはなかったです。

”新卒”という人生に一度の機会をこの会社で過ごせたこと、本当に誇りに思います。入社式、新入社員研修、店舗配属、接客デビュー、さらに度重なるステップアップ研修、めまぐるしく日々は過ぎていった。ウエディング業界というのは華やかに見える一方で、とても地味で地道なことが多かった。

新入社員である私は、22歳という若い年齢で人生に一度の大イベントをお手伝いするので、莫大な知識が必要になる。さらに職場の人数も余裕があるわけではないので、1日も早く即戦力にならなくてはいけなかった。さらに自分よりも年齢が上の人を相手することが多かったので、日頃から立ち居振る舞いは重視されたし、なによりも失敗は許されなかった。

日々緊張感を持って仕事に取り組んでいた。朝から晩まで走り回って、正直、体力も精神もしんどくて、うまくいかない自分が悔しくて、でも時間は迫ってきて、何度も泣きながら過ごしていた。それでも、お客様の笑顔をみて感謝していただくと嬉しくて、やりがいのある仕事だった。

  

会社で出世することが目標にならなかった

本当に素敵な仕事だと思った。ただ自分には”向いていない”と、早い段階で判断した。会社の中には本当に婚礼衣装(ウエディングドレスやカラードレス、着物やティアラなどの小物類も含む)が大好きで情熱を持った人がたくさんいたが、自分はその情熱があまりにも足りなかった。”好きこそものの上手なれ”というけれど、本当にその通りだ。私は小さい頃からお姫様とかドレスとかジュエリーとか女の子が好きそうなものに興味が薄かったゆえに、心から商品を愛することができなかった。

「出世したい」とも「プロになりたい」と思わなくなっていた。今思うと本当に多方面の方には申し訳なく思う。会社は、社員を莫大なお金をかけて育ててくれる。上司は、下の人たちが伸びるために嫌われることもしなくてはいけない中で部下を守ってくれる。先輩方は、自分もいっぱいいっぱいな中で後輩のために時間を割いて教育してくれる。自分の決断によって、人に迷惑がかかるということを知った。ただこれ以上、この場所で働き続けることはよくないと思った。入社して一年が経った春頃のことだった。

 

目標を再確認するための旅

会社を辞めることを意識し始めた入社2年目の5月、一人で韓国へ旅に出た。たった三日間という期間だったが、これが転機になった。

『韓国への長期留学』という目標を目指して過ごした日々、気持ちに変わりがないかを確かめる為でもあった。なぜなら私は、自分が”熱しやすくて冷めやすい”性格であることを重々承知していたし、これからの選択は今後の将来に大きく関わってくるので一時の感情で決めてはいけないと思っていた。

一人旅はとても充実した時間だった。短期留学のおかげで言葉も多少は上達して、旅行には困らない程度になっていた。観光をしたり、買い物をしたり、仲良くなった韓国人と食事をして言葉を教えあったり、ミュージカルを観に行ったり、アイドルを追いかけたり(おい)…一人で考える時間、この中でわかったことがあった。長期留学は、韓国語をマスターすることへの道として考えた手段であって「将来韓国に住みたい」「韓国語を使って仕事に活かしたい」というわけではないということに気がついた。

自分がやりたいことってなんだろう…そこで、頭に浮かんだのは『エンターテイメント』の世界。小さい頃から憧れていた世界だった。

 

「私、歌手になります」という退職理由 

小学校の卒業アルバムで”将来の夢”という項目があった。ここで私は「笑っていいとも(超有名テレビ番組)のテレフォンショッキングに出る」と書いていた。小学生の低学年の頃、よく嘘泣きをしていた(おい)ので、周りの人から女優になれ、と言われていた。少し大きくなると、なぜだかよくわからないけど歌詞を考えてノートに書いたりしていた。

歌手は私の憧れだった。なぜなら小さい頃から音楽が近くにあって、アーティストに元気をもらったりツライ時は助けられた。私もエンターテイメントの世界で、人に笑顔や元気を与えられる人になりたいと自然に思うようになっていた。そしていつしかライブにいく度に、見る側ではなくあの大きなステージで、スポットを浴びる自分を想像するようになっていた。自分には無理だ、と諦めていたけれど、24歳になった私は「今やらなかったら一生後悔する」そう感じ取った。

思い立った私は、レコード会社直結のミュージックスクールへボイストレーニングの体験に行った。そこで、レコード会社のあるエンジニアの人物と出会う。そして、「歌ってみる?」と言われ、初めてのレコーディングデビュー。

この体験は本当に刺激的で、胸が高鳴った。自分が憧れだと思っていた世界が、一気に近づいて、夢を現実にできる、そう思った。

その後すぐに、会社の上司に伝えた。

 

「私、歌手になるために会社を辞めます」

 

誰もが驚いたと思う。

退職意思を伝えてから、半年後の退職が決定した。お客さんを相手にしているので、その期間に対しては仕方がないと思った。私も自分の担当している人は責任を持って当日までサポートしたかったし、繁忙期は十分に働いて会社のためになりたいと思っていた。あの時、突然の告白に戸惑いながらも認めてくれた上司には感謝している。「やりたいと思ったことはその時にやらないと後悔すると思うから、応援するよ」 と、すぐに退職に向けて動いてくれた。

そして退職までの半年間、ミュージックスクールと両立していたが、できる限り協力してくださった。迷惑をかけたこともあるが入社から1年10ヶ月、円満に退職することができた。

これから新しい一歩が始まる。

 

つづく