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はまり部ログ

あらゆることに、熱しやすく、はまりやすい、編集長MORISAEによるブログ

映画『君の名は。』を見たら涙が溢れてきた【感想、評価】※ネタバレあり


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映画『君の名は。』について、まだまだ書きたいことがあるので、感想や考察をネタバレ含めて書いてみたいと思います。

まだ本作をご覧になっていない方は、これより先は進まず、ネタバレなしの『あらすじ編』をご覧くださいませ!コチラ…↓↓ 

morisae.hateblo.jp

 

※これより先、ネタバレ含みます。

 

まだ映画をご覧になっていない方は、戻って戻ってーーー!!見終わったら、また来てくださいね^^

 

本当にネタバレありますよー!

 

 

 

【ネタバレあり】映画を見た率直な感想 

よかった。単純によかった。

映画見る前の知識ほぼゼロの中、「話題になってるね〜」「神木くんだし見よ〜」(若干私は神木くん贔屓) くらいの感じでみたから、想像以上に面白かったので驚きました。最初から最後まで飽きさせないスピーディーでテンポの良い展開。ファンタジー要素ある恋愛ものだと思ってたら、壮大なSFファンタジーだった。劇中、前半のコミカルな部分から一変して、後半にかけるシリアスで切ない謎解きが、私たち観客をアッと驚かせました。

いいところも、悪いところもまとめてみようと思います。

 

・コミカルでわくわくする

高校生の可愛い女子とかっこいい男子が入れ替わってしまう、という設定がまた、いい。ある程度の年齢になって入れ替わるのと、思春期ではだいぶ変わってくる。身体つきの違いとか、学生時代は敏感に感じ取るでしょ?

あとやりとりについても携帯の日記や、ノート上でやりとりをしてるところがまたピュアでいい。あ、でも逆に高校生が見たら「ふつーすぐLINE聞くでしょ」とか「電話するでしょ」とか思っちゃうのかな?(笑)私はこの全然知らない男女が探り探りに距離を縮めていくところが美しいと思ったけれど、どうなんだろう?でもこうゆうピュアな恋愛をするべきだと思うんだ、学生は!!(20代の叫び)

 

・後半の衝撃の展開について

ある日から入れ替わりしなくなった二人。三葉を見つける為に旅に出る瀧くん。そこで見つけたものは、三葉が住んでいた町の変わり果てた姿。3年前に彗星が墜落し、町は崩壊し、住人たちも多くの犠牲者が出ていたこと。そして、三葉もその一人だったこと。

私は息を大きく吸い込んで、手で口を押さえ、数秒間息を止めてしまった。きっと、あの時の瀧くんと同じ気持ちだったと思う。前半で見ていた美しい田舎町の光景が、信じられないほどに変わってしまったこと、受け入れたくない現実が一気に押し寄せてきた感覚。

今ある当たり前の日常は、ある日突然当たり前ではなくなってしまうことが、現実にあるからこそ胸が締め付けられた。頭をよぎったのは3.11のこと。普通に暮らしていたあの日、突然やってきた。関東在住の私はあそこまで大きな地震は体験したことなく、数日続く余震が恐怖でたまらなかった。そしてテレビで見る現地の映像は、信じられない光景ばかりで、天災の恐ろしさやどうにもできない絶望感、無力感を感じた。

どうしてもリンクしてしまって、自分が瀧くんの立場になった時、なんとかして助けたいと思ってしまうだろうというところで、感情移入していた。

町内の住人を助けるために奔放する三葉(入れ替わった瀧くん)や三葉の手助けをする友人、信じるはずのない父親含めた住人たち。願うように結末を見届けていて、完全に物語に入り込んでいた。

 

・映画だけでは理解し得ない複雑設定

最初、軽い映画だと思ってたからさー、のん気に見てたけど、後半の衝撃展開があってから一気に脳みそが活発に動く感覚があった。「え?どうゆうこと?」「今流行りのリバイバル*1系!?」「どうしてそんなことが起こった?」などなど、前半のストーリーに隠されていた伏せんを探すのに必死だった。

「なんで?」「どうやって?」という疑問が溢れてくる。

おそらく107分という時間の中で、子供も飽きさせない長さでテンポよくストーリを進めるために仕方がないことだっただろう。1回ではこの話の全貌を理解するのは難しいと思う。家に帰ってから、冷静に思い返し、インターネットで調べた結果「なるほど、そうゆうことか」とクリアになった部分もあったから、映画の中で全て描ききれていない気はする。

▼監督書き下ろしの原作(小説版)
映画では書かれていない部分のヒントがあるそうです。読んでみようかな。kindle版だと300円ほどです。

小説 君の名は。 (角川文庫)

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・大事な場面で主人公の表情の微妙さ

基本的に人物はとても可愛いし、かっこいいし、感情豊かで好感が持てました。声優さんもどなたも素晴らしかった!!!主人公の二人が男女入れ替わる時の声や表情、動きの違いとか、おもしろく見れました。ただ、ただ重要な場面で「え!?その表情…!?」というところがあったのが残念でした…。

ピンポイントでいうと瀧くんと三葉が出会った時、お互いの姿を認識して、三葉が泣きながらも顔をくしゃっとした時の表情!ここって本当に一番大切なところだと思うんです。それが、なんだか…私的に違かったんです。そこで一瞬スーーーと現実に引き戻された。

おそらく、たくさんの力あるプロたちが知恵と能力を注ぎ込んで作り出した表情だから、私に文句を言う筋合いはないと思うのですが…もっとなんか…なんだろうなー、ぐちゃぐちゃで不細工でよかったと言うか、人間らしさを出して欲しかった。でもそれは、糸守のこの後起こることを知っているコチラ側だから思う感情なのかなー。本人の立場(三葉)としては、前日に東京まで恋い焦がれた男の子に会いに行って、やっと会えた嬉しさいっぱい幸せいっぱいの乙女な感情だから、ああいう笑顔なのかなあ。今、書いてて思いました。でも私、今、ごっちゃになってるかも。この辺の入れ替わりの時系列が複雑で理解できていないかも。

 

・映像の美しさ

とにかく映像が美しい。中でも風景に関しては、今まで見たアニメーションの中で一番印象に残ったなあ。東京と田舎町。真反対にある景色が、どちらも美しく描かれていて、ふと思い出して泣いてしまうかもしれない。私にとっての故郷は東京だから、知り尽くした町がこんなにも美しく描いてもらえると嬉しかった。私は都会のごちゃごちゃした感じが嫌いだったけど、映画の中ではビル群や人混みさえも希望で溢れたキラキラしたものになっていたから、「悪くないなあ」なんて思ってしまいました。(上から目線ですみません)

瀧くんが書く糸守の景色。鉛筆で描く一枚一枚が温かくて、切なくて、なんか良かった。(瀧くん絵うますぎ)

 

・音楽が映画の一部になる新感覚

今までも映画と音楽が一体化されている映画はもちろんたくさんあったと思います。しかし、一つのアーティストと映画がこんなにも深く関わり合う作品はなかなかないですよね。

私は今までほとんどRADWIMPSって聴いたことがなかったのですが、映画の世界観を作り出していて、完全に飲み込まれました。正直、私が学生時代の時、流行りに流行ってたRADをあえて聴かなかった私は、どちらかというと批判派だったと思います。ただ、一周回って、このJ-POPさがいい。日本を誇るアニメーション、邦画と邦楽が融合されて、この相乗効果。今日ずっと聞いてるしね、youtubeで!


RADWIMPS 前前前世 (movie ver.) MV

▼サントラとしてCDも高評発売中!! 

君の名は。(通常盤)

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まとめ 

とにもかくにも、気になる方はぜひ見ていただきたいです。

泣いてしまったんですよね、私は映画を見て。

瀧と三葉が出会い、お互いのことを忘れないために手に書いた文字。町を救うために走る三葉、無謀すぎる事実に諦めそうになる瞬間。瀧くんの書いてくれた文字をみると「すきだ」というメッセージ。「これじゃ名前わかんないよ…」と泣きながら、自分を助けるために奔放してくれた瀧くんの存在を力にして、自分の運命と向き合う覚悟をした三葉の想いが切なかった。

私は、ハッピーエンドではなく悲しい結末を想像したんです。だからこそ、涙が出てきてしまった。私って意外と現実的なんだなあと。実際、大切な人を亡くした時、誰もが信じたくない気持ちや「生き返ってほしい」と思うと思うんです。それでも、事実は変わらなくて、自分の願い通りにはならなくて、だからこそ失ってしまった人のことを思って、自分の生を大切にしようと思えるのかなあ…なんて思ったりしてたんです。

 

▼私が祖母を亡くした時の思いを綴っています ↓↓

morisae.hateblo.jp

 

亡くなっても、大切な人は今でも心の中に生きていて、それを糧に頑張れたりする。

だからこそ結末については、しっかりと見せて欲しかった!という希望はあります。なぜこうなって、こうなったのか。「ご想像にお任せします」というお客さんの私観まかせは好きな人と嫌いな人がいるので意見は別れてしまうと思います。でも多少あやふやにするからこそ、美しく見えるのかなあ…私は映画評論家でもプロでもない一般ピーポーだから、難しいことはわかりませんが。

それでも、ハッピーエンドだったことは単純によかったな!と、最終的に思えました。映画を見て、やっぱり結末はスカッと!ハッピーな方が幸せですよね。

二人が出会ったところでエンディングになりますが、欲を言うとエンドロール後に将来の映像を入れて、とことんロマンチックにしてほしかったかなー。ほんと5秒くらいの映像で、ウエディングドレス姿の三葉が振り返って、「瀧くんっ」なんて呼んで、タキシード姿の瀧くんに温かく微笑んで欲しかった。ま、こんなのも人によっては好き嫌い別れると思うけどね!個人的にエンドロール後のおまけが結構好きなんですよ!毎回期待しちゃうのよ!笑

でもここまで見た人に考えさせる作品って、それだけでこの映画は大成功ですよね。

批判してる人も結局何回か見ちゃうようなファンだと思うんです。私も、もう一回見たいなーと思いつつ、まずは関連書物を読んでみたいと思います。

 

▼スピンオフ小説

各キャラクターの背景を描いているそうです。映画では理解できなかった部分も解決されるかもしれない!気になる。kindle版でお試し版も読めますよ〜!

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

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  • 作者: 加納新太,田中将賀,朝日川日和,「君の名は。」製作委員会,新海誠
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/07/30
  • メディア: 文庫
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おしまいっ

*1:時間がある時間まで何度も巻き戻る現象。漫画映画アニメで大ヒットした『僕だけがいない街』が記憶に新しい」