本嫌いの私が夢中になって読んだハリーポッターシリーズの魅力
私は本が苦手です。
小さい頃から苦手で、本が読めない性格でした。最初は読んで面白いと思っても、途中で飽きてしまって辞めてしまうことがほとんど。最後まで読みきった本は、多くはありません。昔から漫画は大好きなのですが、どうしても本を読むことが苦手でした。
そんな私が、人生で夢中になった一冊があります。
ハリーポッターシリーズが青春の一冊
J.K.ローリング著のハリーポッターシリーズです。
1作目の『ハリーポッターと賢者の石』が出たのは、私が小学生の時でした。当時、大変話題になり学校の図書室で借りました。ただ当時は本が苦手な私らしく、読み切ることができませんでした。本のあまりの分厚さ故、小学生の私は読むこと自体投げ出してしまったのです。
そこから数年経った頃、ハリーポッターが映画で公開することが決まりました。そこで私は、ハリーポッターの魅力にとりつかれました。映画がきっかけとなり、原作を読み始め、案の定ハマりました。夢中になって読みました。
連載が終わってほしくないと願った作品
シリーズが進むにつれて上下巻になり、1000ページを超えるものもあるハリーポッター。正直、最初はハードカバーだったので重すぎて外に持ち運べないし、登場人物が多くてわけわからなくなるし、嫌になる要素が満載なのに、本当に夢中になって読みました。「あともう少し、あともう少し」と読み進め、気づけば朝が来てしまったこともありました。自分の部屋の布団の中。次第に外が明るくなって、鳥が鳴いて…その日の朝の風景を今でも覚えています。
ハリーポッターシリーズの終わりが近づくと、寂しい気持ちが増してきて「読みたいけど、読みたくない」「読みたいけど、終わってほしくない」という複雑な思いが入り乱れていました。そう思えた本は、今でもハリーポッターだけです。
ハリーポッターシリーズは、1作目の賢者の石から最終章の死の秘宝まで長い期間が描かれています。子供だった主人公が、年齢や経験を重ね、次第に大人になります。最初嫌なやつで嫌いなキャラクターでも、最終的には好きになっていたり、その人それぞれにストーリーがあることが魅力です。この作品とともに、私も成長してきた気がします。
映画ファンにもぜひ原作を読んでいただきたい
私は映画版も大好きです!あの長い原作を、ここまで2時間に魅力をまとめているのは素晴らしいと思います。そして、文章でのハリーポッターのファンタジーな世界が、映像となる楽しさは毎回ワクワクさせてくれました。
ただ映画は、時間が限られていので様々なエピソードがカットされています。仕方のないことですが、ぜひ原作をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。シリーズも長いので、なかなかハードルは高いと思いますが、心からオススメします!文庫本も出たそうなので、気になる方はぜひご覧ください!
いつまでも心の中でキャラクターたちが生きている
私は、今でもダンブルドアが生きていると思えてなりません。きっとそれぞれのキャラクターが私の心の記憶の中で生きているのだと思います。
2016年冬には、ハリーポッターの最新作である映画『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』が公開になるそうです。ファンにとって、待ち遠しい限りです!
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