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はまり部ログ

あらゆることに、熱しやすく、はまりやすい、編集長MORISAEによるブログ

ドラマ『愛を乞うひと』を見て、愛を考えた日【ネタバレなし】

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なんて幸せ者なんだろう。

私は、今から27年前、裕福でもなく貧乏でもないごくごく平凡な家に生まれた。上に兄が一人いるが、両親は兄が生まれてからなかなか子供ができず、6年ぶりに誕生したのが私だった。親族もなぜか男の子ばかり生まれて、「女の子が欲しいね、女の子はまだかねー」と、私は親族からも望まれて生まれてきたらしい。それからというもの、私は両親や祖父母、親戚からの愛情を120%受けて今日まで来たのだ。

両親はお店をやっていたので、家に帰れば必ず電気がついていて、暖かくて、両親が「おかえり」と迎えてくれた。営業中はかまってはもらえなかったし、週6日間は保育園に通っていたけれど寂しくはなく、優しい家族に囲まれて、完全に甘やかされて育った。

正直に言って、私は両親から怒られた記憶がない。だからもちろん、叩かれたこともないし、怒鳴られたこともない。兄も(6歳離れた妹があまりにも可愛かったらしく、溺愛していたからか、)喧嘩をしたこともない。そんな兄の気持ちを知ってか知らずか、私は昔、兄のおでこ目がけてリモコンを投げたことがあった。原因はテレビのチャンネル争いだったようだが、そんなワガママ(かつ横柄)な妹に対して怒ることなく、一人シクシク泣いていたというから、実に健気な兄である。(それにしても私、こわすぎ!)そんな風に私は可愛がられて、愛されて、すくすく育った。

昨日放送されたドラマ『愛を乞うひと』を見て、私はなんて恵まれてきたんだろうと思った。私の日常は当たり前ではない。両親から愛されて育つというのは、全然当たり前ではないということ。実際にひどい虐待を受けて、今も辛い思いをしている人はたくさんいるんだということ。テレビでも連日、実の親に虐待され、結果的に最悪の結果になる子供たちのニュースが報じられている。

そして、このドラマは実力派俳優陣の演技がリアリティーを出している。なんといっても二役演じた主演の篠原涼子さんが素晴らしい。そして虐待される子供時代を演じた鈴木梨央ちゃんを始め、キャスト陣がこの作品を何倍にも魅力的に見せている。人によってはリアルすぎて、見られない人もいるかもしれない。それでも、私は虐待する母・豊子をなんだか嫌いにはなれなくて、(もちろん虐待はよくないんだけど、)本来は愛のある人だったんだと思う。でも豊子は、愛し方を知らない。本当は娘・照恵を愛したかったんではないかと。豊子がこうした性格になった要因まではドラマでは描かれていないが、過去が幸せではなかったであろう言葉がちりばめられていて、胸がいっぱいになるシーンが何度もあった。本当に、篠原涼子さん最高です。ドラマの中で何度か出てくる一つの場面があるのですが、実は最後に明かされる一言が、豊子の本音が現れているように感じました。おっと、これ以上言うとネタバレになってしまうので控えなくてはいけませんね。愛を考えさせられる作品でした。親は無償の愛をくれる。これは必ずそうとは言えないのか?それでも、この作品は救いようがないわけではない。

だって太陽に照らされる子であってほしいと願ったんだから。

 

愛を乞う人

◼︎ストーリー

照恵は、高校生の娘・深草と二人暮らし。ある日、生き別れた弟・武則と再会し、記憶の底に押し込めていた。母・豊子との凄惨な幼少時代を思い出していく。そして照恵は、今まで知らなかった母親の真実と向き合うこととなる。

◼︎キャスト(ドラマ版)

篠原涼子、広瀬アリス、鈴木梨央、杉本哲太、ムロツヨシ、平山博之、寺島進、豊原功補、木村多江、上川隆也、ほか

愛を乞うひと|篠原涼子主演 読売テレビ・日本テレビ系SPドラマ

 

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おしまいっ